躁状態になった時、自分が何品料理を作っているのかわからなくなりました。それが躁鬱病、双極性障害になった判断材料でした。今でも、料理をしている時に何を作るか、何品作ったかわからなくなった時が躁状態の目安として主人はみています。具合の悪い時は、料理に関するメモを取ったり、材料をあらかじめ用意し、「今日はこういうおかずにするんだ」と確認するようにしています。
<事務局からの質問>
料理をたくさん作り過ぎたために何品作ったか分からなくなる、ということでしょうか?それとも、品数の多少に関わらず、躁状態だと何品作ったか分からなくなる、ということでしょうか?
<中山様からの回答>
何を作るかわからなくなり、材料を出しすぎて、それを使い切ってしまうことが多かったです。また、作る品物を決めていても、あれも食べたい、これも食べたいとなって追加して作ることもありました。一汁三菜が五菜・六菜となってしまい、帰宅した主人に指摘され、精神科医に伝えたところ、混乱を伴う躁鬱と診断されました。
「ご飯のおかず、たくさん作って混乱して…」と主治医に話したところ、「そう…」と言うので「そうなんだよね…」と返したら「いや、躁鬱の躁だよ!」とギャグのような診察でした。
ちょうどパキシル(パロキセチン)を減量した時だったので、急いで薬の調節をしたことを覚えています。主治医にかかり13年、躁鬱と診断され10年ほど、長い付き合いになりましたが、相性の良い主治医に出会い、安定しています。私の姉も双極性障害です。薬等全く違いますが、お互い疲れどきを知っています。
中山さゆり
○性別:女性
○診断名:双極性障害(病歴約10年)
○家庭環境:既婚
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