終電を逃し夜道を歩いていたはずが気付くと警察のお世話に

友人と食事に出かける約束があり出かけました。その時自分が躁状態と気づいておらず、友人と久しぶりに会うのが楽しみでテンションが上がっているんだな、くらいの認識でした。久しぶりに会った友人と会話は盛り上がり、気づいたら終電を逃していました。最寄り駅の一つ前の駅までは行く電車が動いていたのでそれに乗りました。その時、「いいや。1駅くらい歩ける。」と思ってタクシーに乗らず、雨の中歩こうとしてしまったあたり、今思えば躁状態だったのだろうと思います。

その1駅前の駅は降りたこともなく、家までの道も分かりません。でも、不思議と不安感はなく、大丈夫、家まで歩いて帰れるという気分だったのです。大きな道路に出て、車の表示の青看板を見ながら知っている地名や通り名を頼りに歩いて行きました。何時間くらい歩いていたか分かりません。そして、その時自分が何やら叫んでいたというのも後から聞いた話です。叫んでいたという認識はありません。何を言っていたかも分かりません。

気付いたら、知らない冷たい床で寝ていました。警察から親(遠方に住んでいる)と姉(近所に住んでいる)から連絡が行ったそうですが、親はどうしようもありませんし、姉は電話に気づかなかったようです。

少し眠ったのが良かったのか、現在自分に何かが起こっているのに気付きました。体は雨でぬれていて、かぶっていた帽子もありません。「あなた、夜中にあんなに大声あげてちゃダメじゃない。近所迷惑でしょ」と諭してくれたのは警察の方です。近隣の人から「大声で叫んでいる人がいる」と通報があったとの事です。「本当は警察はこんなことしないのよ。」と言われ自宅までパトカーで送ってもらいました。

その反動で鬱になりしばらく寝込みました。罪悪感がこんなにも酷い鬱状態を味わったのは初めてかもしれません。