精神疾患の補助診断のためのPEA測定検査

主治医の勧めで、PEA検査というものを受けました。血中のPEA(リン酸エタノールアミン)という物質の濃度を測定することで、うつ病を中心とした精神疾患の度合いを見るのだそうです。双極性障害の場合、測定値が著しく高ければ躁状態、低ければうつ状態と判断されるようですが、私が受けた時は軽めの混合状態か低め安定かという、比較的落ち着いている時だったためか、測定値は「うつ病であれば寛解状態または回復期」というゾーンでした。

PEA検査は臨床研究の段階らしく、検査自体は平成32年3月末まで無料で行ってもらえるようです。ただし、診察や心理検査なども併せて行われるため、実際の負担額は5,000~6,000円でした。私はこちらのクリニックで検査を受けました。

川村総合診療院(http://g-clinic.net/

個人的にはPEA検査の結果自体は「ふーん」で終わってしまったのですが、思わぬ収穫だったのは、診察時にここの医師から言われた、次のような言葉でした。

  • 心理検査の結果から「不安」がかなり強い
  • 認知行動療法の反証は自分が納得できるくらいに信憑性のあるものを作らないとダメ
  • サインバルタで躁転する場合がよくあるのでもう少し減らしてみては
  • 「父性」が強く自分を追い込む傾向があるので、常識や責任といったものからもっと自分を解放すべき
  • 双極性障害は本当に大変だから、「こんな病気を抱えて生きてるなんて大したもんだ」と自分を誉めて、もっと開き直って生きていい

セカンドオピニオンじゃないですが、いつもの主治医とは違う視点というか、新鮮な情報を得る機会になったので、そういう意味ではPEA検査を受けてみて良かったと思っています。