人と関わることを恐れず、理解者を増やすことが、自分の生きる力に繋がる
双極性障害と診断された当初は、人間関係がめちゃくちゃになると思い、「人とはなるべく関わらないようにしよう」と思っていました。休職期間中、半年ぐらいは医者以外とは誰とも会わず、誰とも喋らず過ごしていました。
復職してしばらくは誰とも話さず黙々と仕事をこなしていたのですが、他の人が仕事をしているのを見て、「もっとこうすれば楽になるのにな」とか「大変そうだから手伝おうかな」とか思ってしまい、図らずも他の人を助けてしまうようになりました。でもその中で返されるあたたかい言葉だったり、私自身や病気をもっと知ってもらえたりといった積み重ねで、自分自身が苦しい時や病んでいる時、たくさんの人に助けてもらえました。
この病気は確かに人間関係を壊す可能性のある病気ではありますが、それを恐れず自分のできることを積み重ねて、病気を理解してくれる人を身の回りにたくさん作れば、意外とどうにかなります。昔は希死念慮がひどかった時期もあったのですが、こういった身の回りの人の支えを感じるようになってから、そういう孤独感もなくなり、自分の生きる力になりました。
CH3COOH
○性別:男性
○年齢:30代前半
○診断名:双極性障害Ⅱ型
○現在の職場環境:システムエンジニア
○現在の家庭環境:独身(病気発症後離婚)
○併発している他の傷病:なし
○経緯や経過:常軌を逸した両親の干渉や暴力で鬱を発症。4年後双極性障害II型と診断される。
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