ナチュラルな「元気」と、症状としての「躁状態」は、どう見分ければいいの?

躁鬱病という昔の呼び方で言うと、「躁」の時はテンションが高く、万能感にあふれ、元気モリモリですし、実際、周りからもとても元気に見られます。

でもこれってすごく難しい・・・。躁だから元気なのか、単なる元気なのか?それはきっと誰にもわからないのだけど、「双極性障害の患者だ」という前提があると、どうしても「躁なんじゃない?」「無理しない方がいいんじゃない?」「あとからドッと疲れが来る=鬱になるんじゃない?」という疑念とセットになってしまいます。

もともと元気に見られがちな性質の人が、双極性障害と診断されるケースも多そうだなと思います。それは、無理して元気に見せているケースも含まれるかもしれない。「本当の元気」なんて誰にもわからないのです。

私自身、いつもよくわかりません。今のこの元気な状態はどちらなのか?調子が良いのか、躁なのか?でもそんなこと問い詰めすぎても何も役には立たないのです。鬱は突如やってくるから。

躁状態で頑張りすぎたらいけない。鬱に落ち込みやすくなる。それはきっと正しいし、自己防衛としても役立ちます。でも、どこまでがナチュラルな「元気」なのか、みなさんどうやって判断しているのでしょうか?

そんなことをいつも思いながら、「張り切りすぎないように」「頑張りすぎないように」「ほどほどに」を意識している私です。ちょっとさみしい・・・。100%全開って出来ないってことなのかなぁ・・・。

そんなこともないよ、きっとこのバランスを探ることこそが、私と双極性障害の付き合い方でもある、とも言い聞かせています。