「アレキシサイミア」と「アレキシソミア」

不安や焦り、ストレスなどを感じている時に、左の脇腹辺りに不快感というか、ジワ~っと内側から何かが分泌されているような感覚になることがあります。どう表現したらいいのか未だに分からないのですが、痛みではなく、違和感や不快感の類です。痛くないとは言え、数十分や数時間単位で続くので結構辛く、何とかならないものかと思いながら何とかならないまま10年近くが経ちます。

ただ、不安や焦り、ストレスを感じている時は必ずなるという訳でもなく、逆にジワジワ感が出ているけどもその原因やきっかけとなる出来事が自分でも思い当たらないこともあります。

最近、といってもここ4~5年のことだと思いますが、ネットで調べていて自分は「アレキシサイミア(失感情症)」なんじゃないかと感じています。他人に何か言われた時、嫌な出来事が起きた時、自分がどう感じているかを認識するのが下手なんです。本当はこんなことをするのは嫌なのに、本当はこんなことを言われたらストレスなのに、それを自覚できないから、そういう環境から距離を置けないまま、気がつけば身体症状が出るほどにまでダメージを受けた状態になってしまう。

そんなことを主治医に話したところ、「アレキシソミア(失体感症)」でもあるんじゃないかと言われました。初めて聞くワードでしたが、先述のアレキシサイミアと同時に起こりうる症状だそうで、体が出す様々なSOSのサイン(眠気、疲労感、筋肉の張り、など)に気付けないため、ストレスや疲労をため込んでしまうというものだそうです。確かに部分的には当てはまるような気もするのですが、左脇腹のジワジワ感は認識できている訳ですし、結局のところはよくわかりません(汗)

どちらにしても、自分の感情や体のサインを認識できないのはこの病気と共に生きる上では不利なので、きちんと自覚できるようにするためにトレーニングが必要とのことでした。それが、流行りの言葉で言えば「瞑想」や「マインドフルネス」といったものになるそうです。

本を読んだりCDを聞いたりして取り組んでみたのですが、瞑想中に気分が悪くなってしまうことがあったり、どうしてもゴールや理想形がイメージできなかったりといったことがあり、今のところ上手くは行っていません。そもそもアレキシサイミアやアレキシソミアの人って瞑想やマインドフルネスが苦手というか、普通の人よりもかなりのハンデを背負わされている気がするんですが…。