薬をきちんと飲み続けることの大切さ

どの薬も処方された通りにきちんと飲む必要がありますが、なかでも双極性障害は症状がなくても飲み続けるという難しさと、薬の必要性を理解することがとても大きいと思っております。

私は朝晩の2回飲んでいます。最初に薬の重要性をよく理解していなかった時は、躁や混合状態の時は飲まなくても大丈夫と思い、鬱の時は面倒だったりしんどくて薬を飲めませんでした。そのまま通院もやめてしまい、躁や鬱が手のつけられないほどひどくなってから病院に行くということを何度か繰り返し、最終的に保護入院となりました。

自分でリマインダーを入れるだけでは忘れてしまったり気分の波に影響されて、きちんと飲むのは困難でした。また、恋人に近い人から毎回「飲んだ」と送るまで聞き続けてもらうようにして少しは改善しました。

一番改善できた理由は、入院中に先生から丁寧に薬の必要性を聞いたことで理解が深まったことと、双極性障害について書かれた本を読んだことで薬の重要性がわかり、薬への取り組む気持ちが大きく変わったことだと思います。

その本は双極性障害のいろんな患者さんの話が載っている本でしたが、皆さんつい薬を飲まなくて症状を悪化させていってしまうこと、飲んで欲しいと思うお医者さんの気持ちが分かり、ようやく薬をきちんと飲む必要性がわかったのだと思います。それまではずっと「飲まなきゃいけないからちゃんと飲んで」程度の説明しか受けていませんでした。

双極性と上手く付き合うために、病院での十分な説明やこのサイトなど患者さんの理解が深まる方法があるといいと思います。