鬱に抗い、躁であることを拒んだ日々から、全てを受け入れ、少しだけ散歩ができるようになった今に至るまで
40代に入り、何となく楽しくないと感じる日が続きました。家事や仕事などは普通にこなしていました。神経内科で加味逍遙散を処方してもらい、それより酷くなることは無かったです。
引っ越しをすることになり、元々せっかちな方で、深夜まで段ボール詰め作業を何日かしました。引っ越しが無事に終わり、翌月に義父母と義妹夫婦が新築祝いに訪れ、見送った直後に心にぽっかりと穴が空いた感じがしました。
それから1ヶ月間、ぽっかりは埋まらないまま気分が落ちて、ある日ベッドで泣いている自分がいました。夫が精神科へ連れて行ってくれ、診断はうつ状態でした。サインバルタ(デュロキセチン)とグッドミン(ブロチゾラム)が処方されました。
40km程離れた職場に運転して週2日通勤することは出来ましたが、食事の支度が出来なくなり、弁当を買ったり外食したりしました。2ヶ月間そんな状態でしたが、近くで行われていた花火大会を見に行って終了した時に気分が清々しくなっていました。
担当医から「双極なんじゃない?」と言われましたが、躁ではなく普通の状態だと信じて疑わず、抗うつ薬での治療を続けました。その後、年1回のペースで3ヶ月間ほどの鬱を体験し、とうとう6年前に寝たきりの鬱になってしまいました。
食欲が低下し、入浴は週1になり、自責の念に苛まれ、20代から続けていたバンド活動も辞めざるを得ませんでした。翌年も重いうつ(寝たきり&下痢)になり、仕事もやめました。
5ヶ月間寝たきりでしたが、急に調子が良くなり、この頃から軽躁状態が顕著に現れ出しました。具体的には動き過ぎ、衝動買い、遅い就寝時刻または徹夜。2ヶ月後にまた寝たきりになり、3ヶ月後に急に元気になる、というのを繰り返していました。
寝たきりまでの2ヶ月間は、始めの2週間ほどが軽躁で、その後、日中にものすごい眠気に襲われたり家事が面倒になったりして、気分も徐々に落ちるといった感じです。この頃、やっと自分が双極性障害であると受け入れ、ラミクタール(ラモトリギン)とジプレキサ(オランザピン)、サイレース(フルニトラゼパム)を処方されました。
その後もうつと躁を3回繰り返したので、担当医に薬の選択肢が他にないか尋ねたら、ジプレキサがビプレッソ(クエチアピンフマル酸塩)に変わりました。今は寝たきりから脱却し、毎日ちょっとした散歩ができるようになりました。急に気分が跳ね上がることがないので、ビプレッソは合っているのかもしれません。
aimasamama
性別:女性
年齢:50代後半
診断名:双極性障害
現在の家庭環境:夫と成人の子供
併発している他の傷病:橋本病
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