私は鬱症状を罹患して18年、双極性障害が判明して7年、在職中に2、3度の求職や転職を繰り返しましたが、入院するほどのこともなく(近くに理解者がいなかった)、復職支援などの制度もなく、心療内科に通って薬をもらう以外の「まともな対応」がほとんどありませんでした。
精神科医というのも日常的に観察している訳でもないので基本状態については自己申告ですし、カウンセリングは昔は傾聴が基本、今では問題解決志向もありますが、ある程度自分の志向性が定まっている方がいいでしょうから向き不向きがあろうと思います。
私は「日常的な就労がままならない」ことを問題視されたことにより満を持して精神科デイケアに通うことになりました。
利点。如何な理由にせよまずちゃんと外に出て活動できない方。まず通う。ここから始まります。そして、精神科デイケア施設というところは「医療行為」としてあります。この施設には法律的な条件があり、看護士、作業療法士、臨床心理士、精神保健福祉士など一定数のプロフェッショナルがいて、通所者のことを観察・プロファイリングしたりして助言を与えてくれます。
何かと客観性を失いがちな精神疾患において、自分が目指そうとする状態へ導いてくれるというかサポートを受けられる場所であることは確実です。合う合わないもあるかも知れませんが、社会性の回復を目指すにあたって利用されることをお勧めします。必ず力になってくれます。
DUB主任
○性別:男性
○年齢:50代前半
○診断名:双極性障害
○障害等級:障害者手帳3級、障害年金3級
○就労状況:就労移行支援利用中、メンタルケア心理士取得(認定手続き中)
○家庭環境:一人暮らし
○併発している他の傷病:社交不安障害、軽度の自閉スペクトラム(旧アスペルガー)
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