問題行動は天才であるが故?それとも躁状態の症状?

「人が思いつかないことをする」ってたぶんある』というナレッジでも後半に少しだけ触れた私のヒーロー、ジャコ・パストリアスという今は亡き天才ベーシストは双極性障害であったことで知られています。自分も同じ疾患であると認定されるまで意識したことはありませんでしたけれど。

伝記本とかあるようですが、日本ではなかなか手に入らないようで、ドキュメント映画もブルーレイのみです。Wikipedia情報だけだとドラッグに耽溺したこと以外あまりよく判りません。

そこで1980年代の来日時の彼の珍道中?のエピソードを見られるサイトがありましたのでご紹介します。

【ジャコ・パストリアス:エピソード集】
http://www.jacofan.com/episodes/index.html

小見出しだけ抜粋しても…

  • 福岡で行方不明
  • 新幹線マジック黒塗り事件
  • 日本で坊主頭になった
  • パンツ一丁のサウンドチェック
  • いわゆるベース池ポチャ事件
  • 目立つためなら…
  • 上半身ハダカで来日
  • 泥まみれのステージ in Japan

これだけ見てご興味のある方はご一読されるとよろしいかと思います。「破天荒」であることは間違いないのですが、私にはこれが天才芸術家ならではの奇行なのか疾患の要素もあるのか切り分けが難しいところです。

他にも二回の離婚を経験する、酒ドラッグに耽溺する、自分の商売道具のベースギターも売り払ってホームレスになってしまう、呼ばれてもないライブに飛び入り参加しようとする、等々。最終的に飛び入りしようとした時に警備員に突き飛ばされて脳挫傷になり、家族によって生命維持を断念されたことで亡くなったのですが。

一口に双極性障害とはいえ、何らかの才能を開花させることもあるでしょうし、トラブルを起こす可能性もあるという諸刃の剣であることは見受けられるのではないかと感じます。