自分の症状と、そうなった時にどうして欲しいかを家族に伝える

家族は、双極性障害について知っていますか? 私の場合、姉は近所に住んでいて比較的顔を合わせるので、高い時と低い時の両方を見ていますが、両親は遠く離れて住んでいます。なるべくマメに連絡を取るようにはしていますが、うまく双極性障害について説明できていませんでしたし、どんな状態になるのかも分かっていませんでした。そこを知ってほしいと思い、両親に手紙を書きました。

まず双極性障害とは一般的にはどういう病気なのかということをかみ砕いて説明し、その上で私の症状について書きました。

  • 鬱状態は今までと変わらず、気分の落ち込みや身体的な症状(だるさや億劫さ)が出て動けなくなる。
  • 躁状態だと目がギラギラして目つきからして変わってしまう。
  • 躁状態で電話をしたとしたら、いつもよりテンション高くたくさん話してしまう可能性がある。
  • やけにイライラしてしまう混合状態もあり、自分でもそれを抑えきれないことがある。
  • 鬱状態は自分で気づくけれど躁状態は気づかない時もあるので、電話で話して明らかにおかしい時は指摘してほしい。
  • その他、私の症状にある聴覚過敏などについても書きました。

書き上がったものはルーズリーフ6枚分になりました。両親はメールやLINEは使えないので、手書きの手紙です。その手紙を書き終えた時には右手はガクガクするくらい疲れていました。ルーズリーフ6枚分も書き続けられるあたり、躁状態だったのかもしれません。

家族に伝える時は一般的な症状だけを伝えるだけではなく、自分の症状を具体的に伝えておくと家族も分かりやすいかと思います。できたら、そうなった時にどういう対応をしてほしいか、頓服を飲むように言ってほしいとか、高いのを指摘してほしいなど具体的に伝えておくとよいでしょう。その方が双極性障害について詳しくないご家族の方も私たちに対してどういう行動をとればいいか分かってくれます。