農業が精神障害者に適しているところ

農業の仕事を選んだのも、前職で床やガラスなど無機質なものを扱う仕事だったので、有機的なものを相手に仕事をすれば、やりがいを感じられると思って、この仕事を選んだ。野菜の苗を植え、成長の過程を見ながら手を入れ、実った野菜を収穫することに、とても「やりがい」を感じる。収穫した野菜を食べさせてもらった時に、とても美味しくて、さらにやりがいを感じた。畑もハウスも広くて、静かで地道にコツコツ作業できることが多い。

特に対人ストレスが少ない。農作業で体を動かすことが精神障害の「作業療法」の一つになってると思う。一日一日で一つの仕事が終わり、宿題になることがほとんどない。早寝早起きが習慣になった。趣味でも家庭菜園をするようになった。

太陽の下で野菜や果物、土を相手に体を動かし、汗をかくことは、障がい者に限らず、とても健康的だと思う。精神障害者には尚更だと思う。