ちょうど電通で過労自殺の事件があった頃に、会社に自分の病気についてぶっちゃけました。今までは忙しくない時は早く帰れるけど、忙しくなると0時を過ぎるなど働き方に波があり、またお客様との折衝もある仕事なのでクレーム対応などストレスが過多になる場合もあって、会社を休むことが多々ありました。躁鬱の波がとても大きくなっていたんだと思います。
その折に、電通の事件があったので、自分も自分の病気についてきちんと明かさないと危ないと感じ、自分の病気を一斉メールで会社関係者に思いっきりぶっちゃけました。単に「双極性障害Ⅱ型です」というだけでなく、具体的にどういう病気なのか、どういう事象が躁鬱のトリガーになるのか、なぜ急に体調が悪くなるのか、仕事であればどういう働き方にしてほしいか、超長文で克明に書きました。
会社としても私が普通の人だと思っていたら突然1週間や1ヶ月近く休まれてしまうことが度々あって困っていたとのことで、病気のことをご理解いただくことができました。今は仕事を配置換えしていただき、決まった時間に出勤し、決まった時間に退勤。お客様や営業との折衝もなく、マイペースにやれる仕事をやらせていただいています。
今思えば、場合によってはクビにされるかもしれなかったので、非常に運も良かったし、いい会社に入れたんだなと感じます。でも会社にオープンにせず、無理をして頑張って働いても、自分の首を絞めるだけなので、オープンにして働いた方が、会社にとっても本人にとっても、結果的には良い方向にいくのではないかなと思います。
CH3COOH
○性別:男性
○年齢:30代前半
○診断名:双極性障害Ⅱ型
○現在の職場環境:システムエンジニア
○現在の家庭環境:独身(病気発症後離婚)
○併発している他の傷病:なし
○経緯や経過:常軌を逸した両親の干渉や暴力で鬱を発症。4年後双極性障害II型と診断される。
関連ナレッジ
病気をオープンにできる職場があればいいのに
もし病気をオープンにして働くことができ、周囲もそれに配慮してくれるなら、そんな働き方が出来るならば、Read more
ピアカウンセリングのススメ
コラムやエッセイ,投薬以外の治療法,体験談,周囲からの認知・理解・支援
ピア・カウンセリングは私にはとても効果があったようで、「自分だけじゃないんだ」と、とても安堵しました。最初は億劫かもしれませんが、一度でも参加してみる事。違う自分を、垣間見れるチャンスにもなると思います。