自己管理も大事だけど楽しむことも大事
「躁のときはおしゃべりを押さえなきゃいけないんだ」と言ったら、アメリカ人女性の友達がこんなことを言ってくれました。
- 「おしゃべりを楽しんで何がいけないの?」
- 「人間だから喜怒哀楽があるのは当然」
- 「私は泣くときは思いっきり泣いて、怒るときはすごく怒って、感謝するときは目いっぱい感謝するわ」
- 「人生を楽しむこと、謳歌することは人権よ」
- 「日本の社会は、病気でない人が実は本当に病気なのよ、こんなおかしい社会に適応できていること自体が異常で、だから病気の人は異常じゃないわ」
- (睡眠障害について)「寝たいとき寝て起きたいとき起きることの何がいけないの?昼間寝ちゃいけないってだれが決めたの?」
目が覚める思いでした。もちろん相手の話が耳に入らないマシンガントークはいけないでしょう。でも友達と楽しく会話のキャッチボール出来ているときに「あ、躁かも、10言いたいことがあっても2とか3とかにしとこう」ってセーブしすぎるのは違うのかも?と思いました。
その方に「あなたはダイアモンド、あなたらしく輝いて」と言われて、「人生って楽しんでいいものなんだ」と思いました。 なにか目が覚める思いでした。みなさんもダイアモンドですよ! 病気だからってセルフコントロールばかりに気をとられて人生を貧しくするのは違うかもしれません。セルフコントロール、セルフモニタリングは大事です。でも、楽しいことを楽しむのも、患者である前に一人の人間として大事にしてもいいのではないでしょうか。
うらうら
性別:女性
年齢:50代後半
診断名:双極性障害Ⅱ型
障害等級:障害者手帳2級、障害年金2級、自立支援(当地では取得すると医療費が無料)
現在の就労状況:無職
現在の家庭環境:既婚子なし
併発している他の傷病:なし
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