精神障害者である前に一人の人間だ

「精神疾患」というラベルにとらわれすぎてはいないだろうか?「精神障害者」である前に、ひとりの人間だ。ひとりの人間として人生を謳歌する権利がある。人生が崩壊するほどの針の振れ方には気をつけなければいけないだろう。でもそれも、自分と自分の人生を自分らしく生きるために気をつけるのであって、病気に支配されるために気をつけるのではない。病気に振り回され、すべて我慢我慢、節制節制で、楽しむことを自分に禁じるのは少し違うのではないか、と感じる。 むしろ、「こんなことが自分は楽しいんだな」とか「こんなことに幸せを感じるんだな」ということを把握しておくのは、うつになったとき救いになる。 自分は生きているだけで価値があると思おう。偉そうなことを言うようだが、精神疾患だからといって、あなたの生の価値はこれっぽっちも減じてはいないのだ。