ラツーダ(ルラシドン塩酸塩)は、双極性障害のうつ症状に対して最近出た新薬ですが、主治医によると効く人効かない人半々くらいだと言います。僕は気分安定性に関しては抜群に効いたのですが、そのメリットを上回るデメリット、副作用に苦しみ、結局、ラミクタールに挑戦しようと現在もくろんでいます。僕が出た副作用は以下のようなものです。
- 酷い便秘。抗精神病薬は、腸の蠕動(ぜんどう)が麻痺してくるので必発だと思いますが、私の場合は浣腸をしてもらっても出ませんでした。結局自己断薬して2日後から排便があるようになりました。
- 次に激しい攻撃性が出るようになりました。会社では耐えに耐え、家族には心無い言葉をかけてしまうなど、本当に家族に対して申し訳なかったです。これも断薬で改善しました。
- 最後に、これが一番不思議なのですが、感情失禁です。落ち込んだ時に泣くのではなく、テレビで感動した話が流れたり、職場で「ご苦労さん」と言われただけで感極まって涙が止まりませんでした。
しかし、気分安定性は僕の場合抜群に優れ、抗うつ薬がゼロになったので手放すには本当に惜しい薬でした。新薬は何が副作用として出るか分からず、ある意味怖いです。セロクエルやビプレッソ(クエチアピンフマル酸塩)は過食、体重増加、血糖値増加が出るので最初から選択肢にないです。双極性障害のうつ症状に対する薬の種類がもっと増えることを願うものです。
匿名希望954
性別:男性
年齢:40代後半
診断名:双極性障害Ⅱ型
障害等級:障害者手帳3級、障害基礎年金2級
現在の就労状況:限定オープンで週4日、障害者支援施設でパート
現在の家庭環境:既婚、娘1人
併発している他の傷病:社交不安障害(対人恐怖症)、潰瘍性大腸炎、高機能自閉スペクトラム症
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抗うつ薬の副作用がきっかけで救急搬送
双極Ⅰ型と診断されて3年。それまでうつ病で抗鬱剤を処方され、その副作用で大変な目に遭いました。救急車で運ばれました。幸にも、リーマスがよく効き、落ち着きを取り戻せましたが、頭が回らない感じです。感動することもなくなったし。先生は双極の芸術家だっているといいますが、どうでしょう。私にはもう知的な活動が難しいです。体重増加も止まりません。