抗うつ薬を飲み続けたことで脳のどこかが変わってしまったのかも

双極性障害と診断されたのは、うつ病という診断を受けた約2年後でした。キーになったのは、家族との口論の末、怒りが止まらなくなって物を投げたり壊したりする行動をとるようになったという事でした。抗うつ薬が後押しをしてしまった可能性もある、と主治医は言っていました。症状の改善がいまひとつピタリと来ずに、抗うつ剤をいくつか変えた後の事でした。確かに、今まで経験したことがない感情だったので、どこかの時点で何かが…もしかして脳のどこかが…変わってしまったという感じはします。その事を考えると、今でもとてもつらい気持ちになります。しかしそれ以上に、物を壊す行動がエスカレートして、家族を傷つけるような事態になったらどうしよう、と考えていたのを覚えています。今は、セルフモニタリングや、怒りの感情への対処、服薬(リーマス(炭酸リチウム)を飲んでいます)などで、だいぶ気分が安定しています。感情にのみ込まれて我を忘れるような事はほとんどありません。最悪の事態を避けられたのでだいぶ気持ちが楽になっています。