鬱を繰り返すことで情熱が失われていくことが何よりも怖い
ある年、気づいたら夏が終わっていました。鬱で臥せってしまうのは覚悟していましたが、1か月半も空費してしまって大ダメージです。復活したら毎回心機一転、生活の立て直しから始めて勉強して工夫を重ねてきたつもりでした。
「修行でもしているの?」と笑われたこともあります。 悔しくて悔しくて必死に努力して、でも結局健常者には勝てなくて……。手持ちのカードで勝負するしかないのはわかっているのです。けれども、希望を絶つたびに失われていく情熱が何より恐ろしくてたまりません。果たして自分の情熱は躁状態による幻にすぎないのか、あるいは本当に熱意をもっているからなのか。いつも迷いますが、答えが出ません。
羽田京
○性別:男性
○年齢:20代後半
○診断名:双極性障害
○障害等級:なし
○現在の職場環境:オープンで大学教職員
○現在の家庭環境:両親と実家暮らし
○併発している他の傷病:なし
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