医師に「低めで落ち着いている」と言われても実際には無気力な状態に
初めて精神科の門を叩いたのは産後です。
当時色々なことがあり、風呂場で手首を切りました。
泣いてる我が子の声で正気に戻り精神科の予約を取りました。
初めての精神科では、まずカウンセリングでした。
優しい声の女性に話を聞いてもらううちに涙が止まらなくなり、家族にも話せなかった過去の辛いこと・現在の辛いことを話して、初めて安心して誰かに話ができたと感じました。
授乳中だったので漢方を出されて服用しました。
その後はなんとか生活していましたが、ヒステリーを起こしたり泣いたりを繰り返していました。
新しく決まった世にいういい会社での仕事先で、同期の一人から陰湿ないじめにあい、不眠症になり心療内科に通い始めました。
通い始めてから半年くらいで、医師から躁鬱病かもしれないと言われ、鬱と不眠症の治療から、躁鬱と不眠症の治療に代わりました。
治療を始めて10年位たちますが、医師の目指す、少し低めで安定する状態は一年のうち半分くらいです。
残りは躁転して家族に迷惑をかけているか、鬱状態が酷くて最低限のことしかできないかのどちらかです。
現在は長期的な就労不可ですが、障害者雇用の道を模索しています。
でも、社会、会社、通勤の時の人がとても怖いです。
低めで落ち着いている、という医師から言われた時に、自分が何をしているか・・・。
何をしていても、好きなことをしても楽しめないので、心が落ちつく何度も見た映画を部屋で見て過ごしたりしています。
症状は大体、無気力で時々死にたいと思考によぎる、周りとの関わりを避ける、何かをしなくてはいけなくてもすぐに取りかかれない、といったものです。
対策はわかりません。下がりすぎてきたら家族に電話しています。
絢
性別:女性
年齢:30代
診断名:双極性感情障害
障害等級:精神障害者保険福祉手帳3級
就労状況:無職
家庭環境:バツイチ子有り
併発している他の傷病:精神的なものはなし、肉体的な病気はあり
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