「日本学生支援機構(旧日本育英会)」へ奨学金の返還期限猶予の手続きをした。なかなか双極性障害の自覚がないまま、転職を繰り返し、最終的に帰郷し静養に。経済的に困窮しているのに、毎月送られてくる督促状と払込用紙はキツかった。
延滞金の案内や連帯保証人の親族に連絡が行き始めたとき、日本学生支援機構に電話して現状を伝えた。できるだけ冷静に、具体的に説明したのが良かったのかもしれない。傷病を理由とした「返還期限猶予」の制度があることを教えて頂き、さっそく手続きをした。2か月後くらいに、猶予が認められた旨の連絡があり、1年後まで請求の連絡は来なくなった。
傷病理由の申請には、主治医の診断書を提出した。体調が安定せず、1年後、再度申請。 その後も体調が不安定で、仕事がなかなか続かないため、何度か申請している。 また、経済的に返還が困難な状況や生活保護を受給していることでも申請できる。結局、先延ばしにすることかもしれないが、私には「今」の経済的な不安をひとつ減らすことができる制度として活用している。
日本学生支援機構「返還期限猶予」のページ
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan_konnan/yuyo/index.html
立花晃
性別:LGBT男性
年齢:50代前半
診断名:双極性障害Ⅱ型
障害等級:障害者手帳3級、障害厚生年金3級
現在の就労状況:障害者雇用枠(オープン)事務
現在の家庭環境:実家で静養したのち、再度上京してひとり暮らし
併発している他の傷病:高コレステロール血症、難聴
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