メモとToDoリストで乗り切る観念奔逸

双極性障害2型です。軽躁の時に色々アイディアが浮かんできて困りました。

例えば、ある作業Aをやっている時にふとアイディアBが浮かんできました。作業Aを途中で放りだして、Bの作業に取り掛かってしまいます。Aを忘れてしまうのです。また、作業Cをこれからやろうとした時、取り掛かる前に別の事Dが気になり、Dをやってしまい、元の作業Cを忘れてしまう等です。こんな事の繰り返しでした。放り出したAやCは全く思い出せないのではないのですが、しばらくは分からなくなります。

こんな時に私がやり始めた事は、手書きでメモを頻繁に取ることです。

作業Aをやる前に【私は作業Aをやる】と書いて作業開始、途中でアイディアBが浮かんだら、一旦手を休めて【次に作業Bをやる】とメモリます。できれば手書きで小さなメモ用紙が良いでしょう。Aが終わったら、Aを線で消し(達成した)次にBを始めます。作業中にC、D、E、Fとかアイディアが湧いてきたら、やはりその時々一旦手を止めてメモリます。再びBを再開し、終わったら同じく線で消し(達成した)、一息してメモを確認します。今度は色々なアイディアがメモにあるので、その中で優先順位(納期期限・重要度・やりたい気持ち等)を付けて最優先課題をやります。以下その繰り返しです。メモのアナログ作成の良さは【ドンドンとやり終わったメモが貯まっていく達成感】が味わえる所でしょうか?

パソコンでも出来ないかな?と色々なソフト・Webサービス・アプリを探しました。満足ではありませんが、Googleが提供する『ToDoリスト』と言うサービスが見つかりました。Google IDが必要ですが便利です。Web版はGoogle mailやGoogleカレンダーの右側にある○にチェックのアイコンから利用します。スマホ版は単独の「ToDoリスト」アプリとなっており、PCとスマホ互いに同期します。

リスト名(達成する目標や作業名)を付け、その為に分割したタスク(目の前の作業や段取り)を書き出します。例えば「今日の夕飯のハンバーグにする」リストなら、タスクは「冷蔵庫の中身を確認する」「ネットでレシピを確認する」「足らない物をリストアップする」「買い物をする」「夫に買い物を頼む」「料理の順番を確認する」等々になります。紙ベースのメモよりも構造化しやすいです。また、終わったタスクは消す事ができ、達成感が味わえます。(削除ではないので、何個達成したかの数は表示されます)

(参考)
「Google ToDo リストの使い方 Google カレンダーやGmailとの連携でタスク管理を効率化」
https://www.yoshidumi.co.jp/collaboration-lab/google-todo-list-01/

パソコン版、紙ベース、それぞれ良い面がありますが、【やったぞー】と実感しやすいのはアナログ作成の紙ベースかも知れません。目の前に分厚い用紙の束があるのは大きいです。こんな事を工夫していく内に、気持ちの嵐があっても落ち着いて行動できるようになってきました。