私は双極性障害を診断されるまでも、なんとなく社会の中での生き辛さを感じておりました。そしてWeb上のコラムにあった元主治医の渡部芳徳氏のインタビューの中で「引っ込み思案の目立ちたがり屋」というキーワードの元、双極性障害と社会不安障害の併存を示唆していました。
その時はその関連がちょっと難しくて判りづらかったんです。ちなみに私は社会不安障害が認められています。極度の緊張からくる振戦を筆頭に、それに伴う回避行動など。
ただ最近は施設のメンバーと情報交換したりする中、例えば発達障害圏のADHDと双極性が共存する方とかアスペルガーの方もいらっしゃるようです。現状は程度の問題もあると思いますが、ドクターは困ったことについては相談に乗ってくれる流れの様ではあります。
とかくうつ状態の体調やメンタル不調、ならびに躁状態での問題行動に着目されがちですが、実際に人間関係や社会関係で困ることに着目することも大事かもしれません。
DUB主任
○性別:男性
○年齢:50代前半
○診断名:双極性障害
○障害等級:障害者手帳3級、障害年金3級
○就労状況:就労移行支援利用中、メンタルケア心理士取得(認定手続き中)
○家庭環境:一人暮らし
○併発している他の傷病:社交不安障害、軽度の自閉スペクトラム(旧アスペルガー)
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