首吊り自殺をしようとしていたら警察官に声をかけられた

躁鬱混合状態で自殺未遂をしました。その時、気分は落ちていて自分なんて生きていても仕方がない。もういやだ、死にたいと願っていました。鬱状態なら動けずに悶々と悩むはずが、その日はやけに行動的でした。○○の林の中で死ぬんだ。死ぬなら自然の中がいい。

今なら死ねると思い自転車で近所のホームセンターに縄と踏み台になる小さな脚立を買い、自転車の前かごに積んで目的の林へ走らせました。林の中の人が来なさそうなところにある一本の木に縄を括り付けました。脚立は小さなものだったので、そこまで高い所に紐を括り付けることはできませんでした。しかし、首を吊るのは結構苦しいもので、意識がなくなるより先に苦しくて足を脚立に卸してしまうのを繰り返していました。

混合状態で行動力だけはあるので何度も結び目を結びなおし、首吊りをチャレンジしては失敗するを繰り返していました。家を出たのは夕方なのに、気づいたらとっくに夜も更けていて、かけていた眼鏡もどこかに飛んで行ってしまっていました。眼鏡なしで暗い中、何度も結びなおしをするというのも今思えば異常な行動力から出たものかと思います。

そうこうしているうちに、警察に声をかけられてしまいました。「何してるの?」「あ…その、死のうと思って」「話聞くからちょっと来なよ」思っていたより大分軽い感じで言われ、警察に連れていかれました。どうして死のうと思ったのか、家族はいるのかなど様々な事を聞かれ、それにこたえているうちに姉が迎えにきました。ご丁寧に眼鏡を持って。

翌日、姉に付き添われ精神科に行き、閉鎖病棟へ入院となりました。死にたいと思っていても、鬱状態なら行動に移さない事の方が多いですが、混合状態だと、「今なら死ねる」と行動に移してしまう事があります。混合状態で「死」を考えてしまった時は要注意だと思いました。