高校3年の時にうつ状態になり不登校に

高校3年生の4月に友人の死と受験ノイローゼ、社会への漠然とした不安(阪神大震災、オウム真理教・地下鉄サリン事件)等から不眠、自殺念慮、不登校から精神科受診、鬱状態と診断され、不登校を許されました。そして、抗鬱剤を処方されました。そこから梅雨明けまで、自宅に引きこもりました。私のボサボサの髪を見かねた親から「坊主が嫌なら髪を切ってこい」と言われ、床屋で髪を短く切ってもらいました。それがきっかけで、引きこもりから脱出しました。その年の受験も断念する決意ができました。

それ以来、髪を切ることは自分にとってとても大切なことになっています。髪を切ると、実際に頭も軽くなりとてもスッキリします。信頼できる美容師さんと話すこともとても楽しいです。ドクターとは違う視点ですが、とても癒されます。

薬については、リーマス(炭酸リチウム)は発症当時の17歳から20年以上変わらずに飲んでいます。ハイのときは、リスパダール(リスペリドン)の液剤がよく効きます。

【特例子会社入社までの経過】

  • 1995年:17歳、高3の春に統合失調性感情障害を発症。高3の秋から冬にかけて入院。その年の受験を断念。
  • 1998年:20歳、二浪して関西の夜間大学に入学。大学三回生の時の再発により、学年末テストを不受験。2年休学。
  • 2005年:27歳、7年かけて大学を卒業。卒業後、県立公園の清掃のアルバイト。その年の末にアルバイト先のビルメン会社に正社員登用。3年半働く。
  • 2009年:31歳、過労で再発し3ヶ月休職の後、5月に退社。6月よりB型事業所の就労移行訓練を利用。9月よりチンゲン菜農家で施設外実習。
  • 2010年:32歳、4月よりお米農家で業務委託訓練。6月に特例子会社に入社。現在に至る。

自分の場合、17歳の頃に受験を控えて鬱状態と診断されました。そして抗うつ剤を処方されました。その半年後に躁転して、躁状態と診断され、入院しました。その後、大学に進学し、就職を控えた頃にまた鬱状態になりました。休学し、次の年に復学したら今度は躁転しました。この頃に躁うつ病となりました。その後、鬱が激しくなった時に幻聴が聞こえ、躁が激しくなった時も幻聴が聞こえたので、統合失調性感情障害と診断されました。

まとめると、人生の節目節目に不安から症状が悪化しています。診断名はドクターによっても変わりましたが、今のドクターは行政上は「統合失調症」と診断していますが、躁鬱も入ってるからリーマスという薬は外せないそうです。