このドロっとした生きづらさは体験者でないと理解できないと思う
残念ですが、双極性障害の人の気持ちの動きは、実際に双極性障害になった人でなければ完全な理解はできないと思っています。双極性障害とは何かを勉強されているお医者さまでも、なぜこんなに生きるのがつらいと感じているのかが伝わっているかは、お互い人の心を読める超能力者ではないのでわかりません。
そこで、私は普通に生活するコミュニティの他にサポート資源として、ある施設で知り合った双極性障害の人たちの仲間に入っています。何をするわけではないのですが、時々集まって近況を報告したり、今困ってることをざっくばらんにお話したりしています。中には家族にも言わないような話もしたりしていますが、やはり、同じ障害を持っている人たちに理解してもらえる安心感があります。
双極性障害の中にも、一般に言われているものよりも、躁状態が長い人やうつ状態の深さが深い人、躁状態の時に多弁になる人、買い物に走る人などいろいろなケースがあり、自分のケースと合わないと、100%理解してもらえないこともありますが、健常者とお話するよりは共感していただけるので、非常に助かっています。
非常に残念なのですが、まだまだ、風邪などの病気に比べたら、双極性障害は世間に認知されていないのが現状で、事実、単なる甘えととられることもあります。原因がよくわからないドロっとした生きづらさは、体験者ではないとなかなかわかりにくいと思います。なので、このような繋がりは私にとってとても大事です。
匿名希望083
○性別:男性
○職場環境:フリーライター
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周囲の人に受け入れてもらうために必要なこと
周囲の人にわかってもらい、自分を自分として受け入れてもらうためには、結局障害を持っていても自分にも何かできることがある、と理解してもらうことが必要なのかな、と今は思います。
もっと多くの人にこの病気のことを知ってもらいたい
テンションが高い時もあればかなり落ちる時もあって、それが1日の中で起きたりするとかなりきついし、周りからも変人と思われがちで嫌になります。病気の事を説明しても理解してもらえない事の方が多いので、もっと多くの人に知ってもらいたいとすごく思います。