躁を自覚したらこの呼吸法を試してみて(入眠サポートにも有効)

躁状態というのは、まずその自覚をすることが難しいです。多弁多動といった症状が出ている場合、自分について客観的に捉え、躁状態にあると自覚することは相当に困難です。ですが、動悸・息苦しさや気分が浮ついているだけの場合もあると思います。このときは、意識が集中している訳ではないので、なんだか躁っぽいと自覚することが可能です。

今回提案する対処法は、その自覚があるときにのみ実行できます。その方法とは、「呼吸数を落とし、呼吸を深くする」です。要するに、躁状態の症状でもある、動悸・息苦しさにアプローチをかけます。

成人の呼吸数は、毎分12〜20呼吸ほどと言われています。睡眠時では、恐らくその半分くらいでしょうか。ですので、1分間に6-10回程度(6-10秒に1呼吸)までに活動(意識)のレベルを落とします。ゆっくり(2秒くらい)息を吸って、一度止める(1-2秒くらい)、それからゆっくり(吸う時間より長く)吐くというふうに数分間繰り返してください。これにより、敏感に反応していた脳の働きがゆっくりになり、気持ちを落ち着かせることができます。

この手法はご存知であったかもしれませんが、アンガーマネジメントといって、怒りの感情を抱いたとき心を落ち着ける方法の1つでもあります。もちろん、入眠時に意識が覚醒していて寝られない、といったときにも同様の呼吸法を用いて、鎮静化、入眠に繋げることができますので、軽い不眠のかたにもおすすめです。(強い不眠の場合は、効果が薄いと思われます。主に処方を工夫してもらうようにしてください。)