一番気の毒な病気だと思っていたから、自分がなった時はショックだった

40代後半、バツイチ子供なしの女です。今は実家暮らしですが、京都、沖縄での生活が長かったです。看護師ですが、今は働いていません。

25歳の時、初めて鬱を経験しました。田舎から京都に移住し、大きな病院で働き、合コン、ショッピング、趣味etc.。鬱は突然やってきました。その後、職場を変えたり、結婚したり、沖縄へ移住したり…。波はあるものの、鬱はずっと一緒にいました。

父、祖母の介護で地元に戻りました。その時、離婚しました。自らの仕事と介護のことなどに追われ、鬱のことは忘れていました。今、思えば、軽躁状態でした。この頃、気功を習い始めました。心身にとても良い状態が保てました。割愛しますが、この気功の男性の先生が大きく人生を変えることとなります。

祖母の他界をきっかけに5年勤めた仕事を辞めました。介護から解放され、自分へのご褒美と、半年フリーに。その間、200万円使いました。アパートを借りて、高級な家具を買い揃え、ダンスのインストラクターになったり、それはもう無敵でした。貯金もなくなりつつあり、別の事業所で看護師に復帰しました。少しずつ、鬱が顔を出します。トラブルもあり、半年で辞めました。

すぐに別の病院で働き始めました。早朝覚醒が始まります。抑鬱気分も自覚し、いよいよ地元で精神病院へ通院することになります。パニック状態になり、市内の精神病院に電話をかけまくり、診療時間に間に合ったのが、今の精神病院です。

初診で「双極性障害Ⅰ型」と診断されました。めちゃくちゃショックでした。以前から、イチバン気の毒な病気だと思っていたからです。癌など命に関わる病気よりも。語弊のある言い方ですが、癌は死ねる。周囲からも惜しまれつつ…。でも、精神疾患はそうではない。中でも、双極性障害は、気の毒だと感じていました。

主治医のことは信用しています。相性が良かったです。その後、疾患を隠さずに、看護師として別の事業所に勤めました。2回休職し、1年間で退職しました。今は無職です。やっと、障害との付き合い方を模索中しています。