躁の状態では、私はほんとうに幸福感を感じています。軽躁なのですが、普通に家事をこなせたり、気分もいいので軽躁の状態の方がいいと思っていました。ただ、軽躁から少し上がり始めると、片付けがやめられなくなります。夜も寝ないで片づけをしてしまうほどです。結局、睡眠時間が減り体力を使い果たしてしまうので身体が悲鳴をあげます。
そのうちに、この前までできていたことができなくなり始めて、頭痛や倦怠感を感じ始めます。ここまでくると、だんだんと気分が下がり、結局寝込んでしまうというパターンです。この頃は、今しか元気な時がないのだから、必死に頑張ってできることをすべてしてしまわなくてはいけないのだという、わけのわからない使命を感じながら無理をしていました。何十年も倦怠感と気分の落ち込みが続けば、このような思考回路になってしまうのかなと思います。
躁の状態では、もちろん気分もよいので話も多くなりますし、仕事もはかどりました。責任感が強いので受けた仕事は100%きっちりとしなければ気が済まないタイプです。みなさんにあてはまるかどうかはわかりませんが、私の場合、PTA会長をやるとか自治会の副会長を引き受けるとか、重責を担うととにかく責任を感じてきちんとすべてをやらなければいけないと感じ、実行するので、反面かなりストレスになるようです。
人間関係をつくるのは苦手ではなく、むしろ誰とでもすぐに打ち解けることができるのですが、病気のせいかだんだん苦痛になります。責任感からかなり躁状態になるのですが、その反動でうつがひどくなりました。やはり、かなり躁が高くなると落ちるのも深いというのはあっていると思います。
ひーろ1
○家庭環境:既婚、子供あり
○診断名:双極性障害Ⅱ型
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