▼身体:
勤務中でも身体的に起きていられず、机に突っ伏してそのまま動けない。家でずっと寝ていても2週間ぐらいは回復の兆しがみられず、決死の覚悟で出社し、何とか終了時間まで仕事をしたり、持たずに早退したり、休んだり、出勤中に辛くなってそのまま帰宅するようなことを繰り返す。自分と周囲の間に一枚膜が張られているような感じ。
また、頭がうっ血するようなパンパンになった感じで頭痛がしてクラクラする。照明をワントーン落としたように周囲が暗く感じる。夕方には朦朧とする。
仕事中に笑顔を作る余裕もないので、人と目を合わせないように下を向きながらフラフラと歩いている。目がうつろとなり、壁があればすぐにもたれる。
睡眠薬を飲んでいるので眠ることはできるが、長く寝ても全く回復感がない。
▼精神:
身体的に動けないことで精一杯で、精神的に落ち込むという余裕すらなく「ああ、これでもう退職するしかないな」と客観的に感じるだけ。体調がよい時の方が精神的に落ち込んで自分を責めることが多い。ただ、「一体いつこの状態に終わりが来るのか、ずっとこのままだったらどうしよう」という不安感は強い。
▼思考:
思考力や記憶力、読解力が劇的に低下し、頭が全く働かない。前日に自分が話したことを思い出せないというより思い出す作業をするのが億劫という感じ。全般的に仕事の処理能力が落ちる。
ゆきやなぎ
○性別:女性
○年齢:40代前半
○診断名:双極性障害
○障害等級:なし
○就労状況:会社員(会社にオープン)
○家庭環境:一人暮らし
○併発している他の傷病:なし
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何事もネガティブになり常に死に方を考える
ベッドで寝たきり。トイレと食事くらい動くのみ。会話もしたくない、人嫌いに拍車がかかる、何事もネガティブ、死に方を常に考える、少しの変化も弱くなる、よく泣く、手首を切る、薬を大量に飲む、現実逃避が激しくなる。