『世界のエリートがやっている 最高の休息法-「脳科学×瞑想」で集中力が高まる』
激しい躁やひどい鬱になることは少なくなってきたものの、四六時中余計なことを考えてしまい、脳がオーバーヒートしているというか、脳疲労がものすごくたまっているように感じていました。そんな時、「休息法」というワードに惹かれ購入したのがこの本です。ふたを開けてみると、マインドフルネスの本でした(笑)
こういったジャンルの本の中では珍しいと思うのですが、物語調に書かれているんです。アメリカの大学に通う日本人が、教授からマインドフルネスを指南されながら、それを日々の生活に取り入れて問題を解決しようと試行錯誤する、といったようなストーリーです。
過去に一度、マインドフルネスに挫折した自分としては、そもそも主人公がマインドフルネスに疑念を抱いている点や、なかなか上手に実践できない様子に共感が持て、情報を取り込みやすいと感じました。もちろん、理論や臨床データといったことも書かれているので納得もいきますし、「自分に必要なスキルかも」「身に着ければ何かが変わるかも」と思わせてくれる一冊でした。
※ポッドキャスト「チームばいぽのユル~い話」の「#04:白楽の試行錯誤ヒストリー(前編)」より、収録内容の一部を修正・加筆して掲載。