どうしても怒りが収まらない時の対処法

誰しも、どうしても怒りが収まらない時があると思いますが、そのような時の私の対処法を紹介します。

落ち着いて、その怒りと向き合い、どんな怒りなのかを分析します。その時、誰に向いているのかを考えます。特定の誰かであれば、それは正しい怒りなのかもしれないです。その相手に自分の思っていることを伝えれば解消するかもしれないですし、そうではなくても相手の考えを知ることができるのですから、それは私にとってかけがえのない財産であり、敗北ではないのです。もちろん相手と話す時は、事実だけを話し、相手の気持ちを忖度する必要もないのですが、言っていい範囲と悪い範囲は自分の中で線引きしています。例えば、後々まで傷や遺恨にならないようになど。

怒りが自分に対してであれば、その怒りの原因となったことは、自分にどのくらい責任があるかを考えます。100%自分が悪いのであれば、それは仕方ないのですが、自分の落ち度でミスをして、それでストレスを感じる場合、周りの環境や立場などが影響していることがほとんどです。はじめは100%自分が悪くて情けないと感じているのですが、100%自分が悪いということは悪意を持っていない限り、まれです。実はどうしようもなくいつの間にかミスにつながっていると思います。よく考えてみたら自分の責任は半分以下だった、そうなる環境だったからミスしたということかも知れないです。

怒りが、誰でもない、社会に対してであれば、それは自分がなんとかすることで解決できることなのかどうかを考えます。例えばテレビの報道で政治家の不祥事のニュースを見て頭にきたとします。でもそれを今すぐ自分ひとりで解決できるかどうかを考えると、一般人で解決できる人はほぼいないでしょう。超能力者や権力者ではないのですから、解決できなくてあたりまえなのです。それでいいと自分に言い聞かせます。それ以上は誰であろうと無理なのです。

最後に怒りのレベルが、もし、自傷や殺意、暴力に向いているのであれば、何よりも必ず大至急主治医に相談します。そういう考えが出ていることを周りに伝えてサポートしてもらいます。手遅れになってからでは遅いのです。