新しい指摘や情報をもらえるかが主治医を見極める指標の一つ

今の日本では、精神疾患の患者数が精神科や心療内科のキャパを超えてしまっていると思うので、需要と供給のバランスが崩れてしまっているというか、殿様商売をされても患者側がある程度それを許容せざるを得ないと思います。つまり、自分の求めるものを全てクリアしてくれる主治医や病院にかかるのは極めて難しいということです。そのため、自分の性格や現在の体調を踏まえた上で、主治医や病院に求める条件に優先順位付けしたりして、優先度の低い「できれば」「あわよくば」的なものには目をつぶることが必要だと思います。

私の今の主治医や病院の次のような点に満足しています。

  • 診察に毎回20分程の時間を割いてくれる
  • 2~3回に1回は新しい指摘や情報を提供してくれる
  • 原則的に、体調が安定すれば薬を減らしていく方針をとっている
  • 病院が自宅や職場から20分程で通えるところにある

一方で、次のようなデメリットと言いますか、大変な面もありますが、目をつぶっています。

  • 予約制だが待ち時間が長く、長い時で2時間、短い時でも30分程待たなければならない
  • 薬局の待ち時間も長く、30分から1時間待たなければならないので、後日受け取りにする場合もある。
  • 主治医がたまにデリカシーのない失礼なことを言ったり、内容の薄い診察をすることがある

医者も人間ですので、診察の度にこちらを満足させてくれるとも限りませんが、自分にとって有意義なことがそこそこの割合であるのならば、嫌なことをスルーしてあげることも必要かもしれません。また、こちらもある程度、「医者や病院を上手に使ってやろう」くらいのスタンスの方が傷ついたり一喜一憂せずに済むのかな、というのが最近の考えです。