多弁やイライラが制御不能なら、次善の策を
躁状態のとき多弁になります。そして、余計な一言をつい言ってしまってあとで後悔します。その経験から学んだのは、会話中は相槌にとどめて、一切喋らないのが一番安全ということです。 特に、イライラを自覚できるほどの場合は、絶対しゃべりません。
とはいえ、制御不能だから病気なわけで、失敗も多いです。次善の策として、私は自分の判断の信用度を下げます。イライラした状態では、冷静な判断ができないからです。たとえば、新しい習い事をしたいとき、家族に反対されたら相手の意見を優先させて諦めるとか。たとえば、仕事で意見が食い違ったらとりあえず相手の意見を採用してみるとか。
絶対譲ってはいけない場面は確かにありますが、それは少数です。他は譲ってみてはいかがでしょうか。
羽田京
○性別:男性
○年齢:20代後半
○診断名:双極性障害
○障害等級:なし
○現在の職場環境:オープンで大学教職員
○現在の家庭環境:両親と実家暮らし
○併発している他の傷病:なし
関連ナレッジ
躁状態を沈静化させるためにしていること
- 家から極力出ないようにする。
- 行動と言動を最小限にする。
- 人との関わりを必要最低限にする。
- ドクターを含め、家族などの助言を傾聴する。
- 何もかも制限ばかりだと苦痛なので、自分が1人でも夢中になれる事を1つか2つ持っておく(ゲーム、手芸、塗り絵など)。
あとは、 ドクターを信じる、薬を信じる、自分を信じることが大切だと思います。
躁の時は、脳内の自分を絵に描き表してみる
気分の高揚が何日も連続し、部屋の中で歌い踊っているという状態でした。それだけでは刺激が足りず耐えられなくなり、Read more