診断までに要した12年は長く、失ったものは大きい。早期に正しい診断を受けられる人が増えますように。

私は、12年の時を経て去年末に双極性障害と診断を受け、治療を開始しました。それまでは、うつ病や気分変調症という診断で、漫然と薬をもらいに行く生活をしていました。薬を漫然と飲み、うつ状態から脱すれば薬が奏功したものと思い、躁の時には本来の自分に戻ったと喜び、そんな日々を送り、職場は10回以上変わっています。

鬱の時にもうダメだ、となって転職、躁の時には頑張れるから数ヶ月働き、またダメになるの繰り返し。そんなこんなで12年経ちました。診断のきっかけは、3度目の自殺未遂でした。12年の時間は長く、失ったモノやヒト、お金も大きいです。

治療を開始してから、少し気分の波が落ち着いたかなとは思いますが、やはりダメな時はダメです。もうそこは潔く諦めます。私のような思いをする人が少しでも減ってくれたらいいなと願いながら、早期に正しい診断を受けられる人が多くなって欲しいです。