経過はちょうど20年。初めは精神分裂病の診断でした。抗精神病薬を飲んでいましたが、多少効果はあるものの、気分は上がったり下がったり、たまにフラットだったりでした。
10年くらい前に「気分の変調が主な症状だから」と抗うつ薬メインの治療になりましたが、気分は安定せず。7年前にうつ状態が強く入院となりました。双極性障害と診断されたのはこの頃です。抗うつ薬は効果がないか躁転してしまい飲めません。抗てんかん薬は副作用の皮疹で中止。リーマス(炭酸リチウム)は2回試しましたが呂律が回らない等の副作用で中止。抗精神病薬も効きませんでした。電気けいれん療法を受けることになり、転院したものの、いつの間にか躁状態になっていて、これも「さらに躁状態が強くなるでしょう」と中止。
まとめると、双極性障害に使う薬は全て効果がないか副作用が出るという状態になり、電気けいれん療法も受けられないと行き詰まりました。
ここで「アメリカではエビデンスがある治療」として甲状腺ホルモンを飲むことになりました。これが効いています。(日本では「症例報告できる」くらい珍しいようです。)飲み始めて2年半になりますが、気分は安定しています。
経過中、入院するまではフルタイムで仕事をしていました。今はアルバイトです。寝る前の薬(主にベンゾジアゼピン系の睡眠薬)はだいぶ減りましたが、経過中ずっと飲んでいます。
うしぞう
○性別:男性
○職場環境:アルバイト
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