順天堂大学気分障害センターの「双極性障害治療立て直し入院」について思うこと

双極性障害の研究で有名な加藤忠史先生が、順天堂大学気分障害センターのセンター長になられて、気分障害に力を入れ始めたと思います。私が受けたわけではありませんが、その中の1つに「双極性障害治療立て直し入院」というのがあります。

(※以下、こちらのナレッジより引用)
双極性障害の患者を対象に、2週間の入院検査を実施。脳画像検査、脳波測定、内分泌検査、構造化面接などを行い、診断・治療の見直しを行ってもらえるそうです。「必要に応じ、脳神経内科と連携して診療を行います。主な検査結果は、CD-ROMに保存してお持ち帰りいただき、現主治医の元での今後の治療にもご活用いただけます。」とのことです。(引用ここまで)

脳画像、脳波、内分泌、面接などいろいろな検査を行っても、最後は薬物療法の処方又は見直しにつながってゆくと思うのです。僕は、経験上思うのですが、もし入院中に、薬物療法を受けたとしても、その副作用の発現は2週間以上たってからの事が多いと思います。それで元の主治医に逆紹介されても、副作用に対応するのは元の主治医です。

だからこそ、入院期間を1か月にするとかの方が薬物療法の見極めが出来るんじゃないかと思うんです。(※事務局補記:当該入院中にセンター側から薬の処方があるかどうかについては、公式サイトに記載がありません。入院中も元々の薬を継続して服用する可能性もあります。)

脳画像、脳波、内分泌、面接などいろいろな最新の検査を行っても、臨床上、どれだけの知見が得られるのか? データ集めに過ぎないのではないかと思ってしまいます。失礼があったらすみません。しかし、目の前の苦しむ双極性患者を救うのが一番大事なことだと思うのです。