周りの人から症状がよくなっているか聞いてみることも大切
薬の効果はかなり感じています。特に躁状態になることはなくなりました。最近は、うつ状態も改善してきています。合う薬をみつけるまでが、大変でした。
それ以前、長いこと通院しているのに、よくなったのかわからないのは辛かった。私は精神科にかかって10年ほど経ちますが、薬で安定してきたのは、ここ数年です。真面目に服薬するようになってから、3年もかかりました。
実は、真面目に服薬するようになる前は、薬を飲まない日があったり、診察をすっぽかしたりしていました。うつの時は外に出られないし、躁のときは調子がいいから大丈夫。と根拠もなく思っていました。
その結果、酷いうつで大学を休学する羽目になり、親に付き添われて通院するようになりました。周囲の人からみて、よくなっているのかどうかを聞いてみるのが大切です。それで全く改善しているように思われていなかったら、その人に診察に付き添ってもらって、病状がよくなっていないことを話してもらうのです。
私は、躁なのかうつなのか自分で判断すらできなくなっていたので、両親に状態を話してもらっていました。その結果、自分も周りも納得しかねるのならば、セカンドオピニオンも一つの手だと思います。
羽田京
○性別:男性
○年齢:20代後半
○診断名:双極性障害
○障害等級:なし
○現在の職場環境:オープンで大学教職員
○現在の家庭環境:両親と実家暮らし
○併発している他の傷病:なし
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