医者との会話で「この方法、この方法、この方法があります」
「でもこの系統の薬は色々試しましたけどほぼ効かないかむずむず脚が出ましたよね。この薬に変えて効く可能性って高いですか?」
「うーん…正直あまり期待できないですかね…」
「じゃあ新しい方のアプローチでいきましょう」
みたいな会話がきちんとできる方が、結果的に妥当な薬にたどり着くまでの時間が短くて済みます。精神科の薬って効果が出るまで4週間くらいかかるものも多いですし、精神科治療は大抵投薬のトライアンドエラーですから、この時間が早いかどうかで治療までの時間が決まると言っても過言ではないと思います。「なんか気分が沈みます」「効きませんでした」だけでは医師は判断しようがないので、次から次へと試して行くしかないので…。
あと、精神科医自身はほぼ全員精神病患者になったことはありません。ですから、患者さんを見る経験や、本や、学会や、投薬結果、患者さんの体質などの傾向などから「この治療がいいかな?」とアテをつけるしかありません。そういった意味でも、具体的な症状くらいは言えるようになっておくと、医師が経験と照らし合わせることで、「この患者にはこの症例と同じ薬が効くんじゃないか?」などと、治療が早く進むと思います。
コウ
○性別:男性
○年齢:30代
○診断名:混合状態らしき周期があるのでⅠ型だと思われる
○障害等級:障害者手帳3級
○家庭環境:一人暮らし(実家に祖母と両親が健在。結婚して家を出た兄が一人。)
○併発している他の傷病:不安障害。ADHDのテストでは「違うともそうだとも断定できない結果」とのこと。
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